ニュースリリース- 2004年06月17日地球シミュレータを用いた海洋研究開発機構との共同研究の実施について社団法人日本自動車工業会(会長:小枝至)は、独立行政法人海洋研究開発機構(理事長:加藤康宏)の地球シミュレータセンター(センター長:佐藤哲也)と、世界最速のスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を活用した自動車単体全体のリアルタイム高精度シミュレーション、及びその基盤技術に関する共同研究の実施を平成16〜17年度の2年間で行う契約を締結した。 現在、自動車の開発において、衝突時の安全性、車体の振動・騒音・空力特性や、エンジン内の燃焼等のシミュレーションが、スーパーコンピュータを利用して実施されているが、コンピュータ性能等の制約のため、独立した部分・要素別のシミュレーションに留まり、自動車単体全体を扱うシミュレーションまでには至っていない。 しかしながら、世界最速のスーパーコンピュータである地球シミュレータを用いることにより、高精度なシミュレーションや統合シミュレーションが可能となり、自動車開発における未来のコンピュータ利用のあり方・開発のあり方への指針となるとともに、実現された場合には、開発時間の短縮だけでなく、大幅なコスト削減が可能となることも予想されている。
【本件に対する問い合わせ先】 独立行政法人 海洋研究開発機構 以 上 |
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