JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2002年04月18日

セルフ式ガソリンスタンドにおける給油時の静電気防止対策について

(社)日本自動車工業会は、セルフ式ガソリンスタンドにおいて発生した、給油時に人体に帯電した静電気が原因と推定される発火事故を受け、同種の事故を未然に防止するため、自動車ユーザーに対しセルフ給油時の「静電気による発火の危険性」や「安全な給油方法」についての啓発活動を、昨年9月に引き続き本年度も5月の連休明けから実施することとした。
啓発活動の概要は下記のとおりである。

1.啓発活動の概要
セルフ給油時の静電気による「発火の危険性」や「安全な給油方法*」についての理解促進を図る。

(1)広報資料等の作成・配布

  1. 小冊子「セーフティカーライフ“すてきなカーライフのすごし方”」
    約500万部作成・配布(全国の自動車販売店頭等で配布)
  2. チラシ(別添ご参照)
    約150万部作成・配布(石油連盟と連携しセルフ式ガソリンスタンド店頭で配布)

(2)雑誌広告等の活用

  1. 週刊誌等への広告掲載
  2. 自工会ホームページ(http://www.jama.or.jp)の活用
  3. 自工会機関誌「JAMAGAZINE」等の活用

*安全な給油方法

  1. 給油口リッドを開ける作業と燃料キャップを開ける作業は1人でやること。
  2. 燃料キャップを開ける前に、必ず車体または給油機などの金属部分に触れて放電すること。
  3. 再帯電防止のため、給油中は車両座席に戻らないこと。
    など

2.ご参考(昨年9月の対策)
(1)新造車(ガソリン車)の未対応車については2002年末までに静電気防止構造(導電燃料キャップの採用等)とする。
(2)既販車ユーザーに対し、セルフ給油時の静電気による発火の危険性や安全な給油方法についての啓発活動を実施する。

なお、石油業界に対しては、セルフ式ガソリンスタンドにおける給油者への安全な給油方法の周知徹底や、静電気対策に配慮した設備(放電棒の設置など)やスタンドの運営(スタンド床面への水撒き励行など)等に関する対応策の検討を要望した。

以 上