JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2002年03月15日

二輪車のオートマチック車限定免許導入の要望について

(社)日本自動車工業会の二輪車特別委員会(長谷川武彦委員長(ヤマハ発動機(株)会長))は、3月14日(木)、警察庁宛に「二輪車のオートマチック車限定免許の導入について」要望書を提出した。

 現在、国内の二輪車販売台数(出荷)に占めるオートマチック(AT)車の割合は、普通二輪(小型限定)で運転できる原付二種(排気量51〜125cc)クラスでは90%以上、普通二輪(限定なし)免許で運転できる軽二輪(126〜250cc)クラスでも約35%であり、軽二輪クラスでは 10年間で6倍以上の大幅増加となっている。
さらに、自動二輪(250cc超)においても1998年の400ccAT二輪車登場以来、2001年には500cc・600ccのAT二輪車が相次ぎ登場し、AT二輪車の大型化傾向が見られ、今後ますます需要が増大するものと考えられる。

また、本年2月に自工会が実施した二輪車のAT車限定免許に関する調査*でも、二輪車のAT限定免許制度について訊ねたところ「大変必要である」が約1割、「必要である」が5割弱と、必要であるという意見が半数以上を占めている。

 このような社会的背景を踏まえ、AT機能で二輪車利用に充分なユーザーには、四輪車における普通自動車AT限定免許のような「二輪車のAT車限定免許」の創設を要望したものである。
なお、四輪車の普通免許については、平成3年にAT車限定免許が導入されている。

二輪車AT限定免許に関する調査

以 上