JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2002年11月03日

第36回東京モーターショー−商用車−11月3日(日)閉幕〜総入場者数は21万1,100人、当初予想18万人を大幅に上回る〜

10月29日(火)から6日間、千葉市の幕張メッセ(日本コンベンションセンター)で開かれていた第36回東京モーターショー−商用車−(2002年)(総裁・寛仁親王殿下)は、11月3日(日)午後6時に成功裏に閉幕した。

会期中の総入場者数は21万1,100人。当初予想の18万人 (前回、第34回商用車ショーは17万8,000人)を大きく上回った。「長期化する日本経済の低迷と商用車マーケットの市況が厳しいなかでも、環境・安全・福祉といったユーザーの関心度の高い社会的テーマに関連し、出品各社が様々な視点からの先進技術等より積極的に展示・演出されたことに加え、ビジネスから一般来場者にも幅広く楽しんでいただける新しい特別企画・特別出品を用意した結果、予想以上の成果をおさめることができた」(主催者)とみている。

東京モーターショーは、乗用車・二輪車と商用車のショーを分離、毎年交互に開催するようになってから4年目、商用車ショーとしては2000年の第1回目に続く2回目の開催。本年5月、これまでの主催団体の旧社団法人自動車工業振興会との統合により、社団法人日本自動車工業会(会長・宗国旨英)として主催するのは初めて。

今回は「進化の予感。働くくるまのスタジアム。」をテーマに、世界7カ国から、106社、2政府、2団体が参加した。

出品台数は314台、前回(第34回商用車ショーは287台)を大幅に上回った。このうちワールドプレミア(世界初の発表)は30件(車両27台、部品3点)、ジャパンプレミア(日本初の発表)は21件(車両9台、部品12点)を数え、「環境」「安全」「IT(情報技術)」「福祉」などの分野において多彩な新モデル、先進技術などの競演を繰り広げた。なかでも、環境への取り組みでは、燃料電池車、ハイブリッド車、CNG(圧縮天然ガス)車、LPG(液化石油ガス)車などのクリーンエネルギー車やクリーン化の進むディーゼル車など、最先端の低公害技術をアピールしたトラック・バスなどが多数展示された。なお、ワールドプレミア、ジャパンプレミアの発表は、今回ショーより実施した。

前回に引き続き、会場外周で大型トラックやトレーラ、福祉車両などの試乗ができる「商用車同乗試乗会」や、シンポジウム「トークイン2002」が行われた。また、懐かしい「ヴィンテージ商用車コーナー」、普段見ることができない“働くクルマ”を集めた「生活を支える商用車コーナー」、“働く二輪車”を集めた「生活を支える二輪車コーナー」や「自工会PRコーナー」が新設されるなど、ビジネスユーザーにも一般来場者にも楽しめる“総合商用車ショー”としてのコンセプトを明確に打ち出せた。

なお、次回の<第37回東京モーターショー−乗用車・二輪車−(2003年)>は、平成15年10月24日(金)から11月5日(水)の13日間、千葉市・幕張メッセ(日本コンベンションセンター)で開催する予定。一般公開は、10月25日(土)から。テーマは、「いま、挑む心。Challenge & Change−希望、そして確信へ−」としている。

以 上

【お問い合わせ先】
<11月4日(月)17:00まで> 社団法人 日本自動車工業会 東京モーターショー事務局
電 話(043)296−7711 内線6608 石田
<11月5日(火)から> 社団法人 日本自動車工業会 広報室