1)乗用車世帯保有率・複数保有率
乗用車世帯保有率は76.8%。地方圏、高年収層、家族期で高い傾向は変わらず。
- 17年の乗用車世帯保有率は76.8%。乗用車複数保有率は35.9%。
- 乗用車世帯保有率は地方圏、高年収層、家族期で高い傾向は変わらず。
- 乗用車複数保有率は首都圏周辺部と地方圏周辺部・郡部で高く、高年収層、家族成熟期と結晶期で高い傾向は変わらず(P2・3)。
2)保有状況と利便性・必要性との関係
首都圏中心部・近郊及び地方圏都市部では車の保有は利便性よりも必要性との関係が強く、首都圏周辺部及び地方圏周辺部・郡部では利便性・必要性ともに関係が強い。
- 首都圏中心部・近郊及び地方圏都市部では、保有率は不便と感じる比率(利便性)よりも必要と感じている比率 (必要性)と近く、必要性との関係が強い。首都圏周辺部及び地方圏周辺部・郡部では、利便性との関係も強い。
3)車種タイプ・車型別保有率
軽乗用車の増加傾向、軽乗用車を含めた複数保有も増加傾向と軽移行が継続。
- 「大・中・小型」の減少傾向、「軽乗用車」の増加傾向が続いており、市場全体では軽への移行が継続。
- 排気量では、「660cc以下」「ハイブリッド・その他」の増加、「661cc以上ガソリン」の減少傾向が継続。
- 「軽乗用車」はすべての地域で増加しており、特に地方圏小都市・周辺部・郡部、低年収層、家族成熟期・結晶期で高い傾向は変わらず。
- 複数保有の組み合わせでは軽乗用車を含めた組み合わせが増加傾向。一方、登録車同士の組み合わせは減少傾向。
4)非保有とその理由
非保有理由は経済的要因が上位で増加傾向。今後の購入意向は低水準。
- 四輪自動車の非保有世帯は全体の22%。首都圏中心部、低年収、独身期で高い傾向。
- 現在非保有理由は、保有中止世帯、保有未経験世帯とも経済的要因が上位で増加傾向。
- 非保有世帯の今後の購入意向は4%。独身期や長子が中学生以下の世帯で意向がやや高い。
1)ユーザー層の特性
女性層の増加が継続し、主運転者のほぼ半数を占める。
- 主運転者の世帯ライフステージは高齢期が1/4を占める。続柄は家計の中心者が約6割。
- 主運転者における女性比率はほぼ半数。60歳以上の高齢層が1/3を占める。
2)使用状況
「買物・用足し」中心の使用は変わらず。維持費は4割強が負担を感じている。
- 主使用用途は「買物・用足し」が4割強。月間走行距離は300km以下が約6割。
- 維持費の「負担感大きい」計は44%。「車検代」「自動車税」「自動車重量税」「任意保険料」は7割以上が負担を感じている。
- 実燃費は16km/リットル以上が3割弱を占め、増加傾向。
1)購入形態と流入・流出構造
同タイプ・クラスからの代替が中心。
- 軽は軽代替が増加、上級クラスからの流入が減少傾向。
- ワゴン・RVはワゴン・RV代替が減少し、軽からの流入が増加傾向。
- 現保有車の購入決定者は主運転者が74%(P30)。購入のきっかけは「手放した車が一定基準に達した(車検時期が来たり、走行距離が一定に達した等)」等、前保有車の経年変化が上位。
2)前保有車の保有期間
保有長期化傾向は変わらず。
- 前保有車の保有期間は7.0年。前保有新車では7.7年、10年超の長期保有者が26%と長期化が継続。
1)保有意向と保有期間
減車意向・保有長期化意向が継続。
- 今後の買い替え予定は、「買い替える時期は未定」が7割弱、「5年以内買い替え予定」は2割に止まる。
「保有をやめる予定」は増加傾向で高齢期では2割強。
- 保有台数の意向は、減車意向が増車意向を上回る状況が継続。高齢期は2割が減車意向。
- 減車意向の理由は、身体的及び経済的要因。
- 現保有車の保有予定期間は新車で7年超が7割超。前保有車よりも長期保有意向。
2)購入意向
ダウンサイズ意向が継続。次世代エンジン意向は約3割。
- 今後の買い替え予定車は同クラス意向が中心。中古車意向が増加。
- 排気量でも現保有車と同排気量への意向が中心。
- 車体サイズでは、「今より大きい車を買う予定」が前回よりも増加。ただし、「今より小さい車を買う予定」が「今より大きい車を買う予定」を上回る傾向は継続。
- 次世代エンジン(ハイブリッド+プラグインハイブリッド+電気)意向は36%、うちハイブリッドが30%。