2017年度上半期(4〜9月)における福祉車両の販売台数は、21,709台・前年同期比6.7%増となり、3年ぶりに前年同期を上回った。
自動車販売全体が新型車効果等により好調に推移している中、社会の高齢化が日常的な話題となる背景もあり、福祉車両も新型車を中心に台数が増加した。
<車種別販売状況>
(1)普通・小型自動車 11,312台・前年同期比2.2%増
新型車効果と福祉施設需要の復調により「車いす移動車」が前年同期を11.5%上回り、半期において初めて7,000台を超えた。個人ユースが多い「昇降シート車」「回転シート車」は、新型車需要一巡により前年に対し漸減した。
(2)軽自動車 7,303台・前年同期比10.1%増
新型車効果と、前年は新型への切り替え等による落ち込みがあったことから、全ての区分において前年同期に比べ増加した。
(3)バス 3,094台・前年同期比16.8%増
乗合バスのバリアフリー化施策によるノンステップバスへの変更もあり、15年度上半期より連続して増加している。
注)
- 自工会会員メーカーとして把握できる販売台数を集計したもので、ユーザーが直接架装メーカーに持ち込み改造したものは集計されていない。
※「運転補助装置付車」の市場は、自工会会員メーカーとして把握できていない架装メーカー扱いのものを含めると年間5千台程度と推定される。
- 車種区分は、自工会にて福祉車両としての装備を基準に分類したため、道路運送車両法の区分とは異なる。
(1)「バス」:マイクロバスを含む。
(2)「小型車」:乗用車と商用車(バンタイプ)を含む。
(3)2015年度集計より、昇降シート車と回転シート車を分けて集計。2014年度までは昇降シート車実績に回転シート車の実績を含む。
(4)2016年度集計より、実態に即して、普通・小型自動車の「その他」は「送迎車」とし、数値計上実績がない軽自動車の「その他」は削除とした。
以 上
別添:2017年度上半期(4〜9月)福祉車両の販売台数(PDFファイル 192KB)
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