JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2014年09月18日

自工会・2014年 秋季交通安全キャンペーンのご案内

 一般社団法人日本自動車工業会(会長:池 史彦・以下、自工会)は、9月21日(日)から12月31日(水)までの間、政府の実施する秋の全国交通安全運動と連動し、「自工会・2014年秋季交通安全キャンペーン」を実施する。 *主催:内閣府他、期間:9月21日(日)から9月30日(火)
 2013年中の交通事故発生状況をみると、死者数は4,373人(前年比−38人)で、13年連続減少した。また、2004年に過去最悪を記録した事故発生件数および負傷者数も9年連続で減少した。しかし、死者数、事故発生件数、負傷者数ともに、依然として高いレベルにあり、政府としては、2015年を目途に、交通事故死者数を3,000人以下とし、世界一安全な道路交通の実現を目標として、交通事故防止対策に取り組むこととしている。
 当会としても、未だ年間78万人を超える人々が交通事故により死傷している厳しい現状や交通事故が国民生活の身近な問題であることを踏まえ、政府の削減目標の実現に協力し、一層の車両安全対策に取り組むとともに、交通安全活動の一環として、秋季交通安全キャンペーンの実施を以て、安全な交通社会の実現に寄与する。
 特に交通事故死者数のうち高齢者の死者数(2,303人、前年比+39人)の割合は2013年に52.7%と過去最高となったことから、高齢者に対する交通安全対策は引き続き喫緊の課題となっている。
 また、2012年より始めた地域と連携した交通安全啓発活動への取り組みについては、昨年に引き続き岐阜県と連携していくほかに、今回新たに静岡県においても取り組む。

<秋季交通安全キャンペーンの考え方>
●ドライバー向けテーマ:夕方早めのヘッドライト点灯促進
高齢化が急速に進む中で、交通事故死者の半数を高齢者が占め、また、その半数が歩行中である。
その内、夜間の死者は、昼間の2倍近くになっていることや、例年、秋から年末にかけて夕暮れ時の高齢者の歩行中の死者が増加することから、ドライバーに対し、高齢者の歩行中の交通死亡事故低減のため、夕方早めのヘッドライト点灯を呼び掛ける。
●高齢者向けテーマ:反射材の着用促進
夕暮れ時から夜間は、歩行中及び自転車乗用中は、反射材を着用するよう呼び掛ける。
●二輪ライダー向けテーマ:ヘルメットの正しい着用促進
2013年の二輪車乗車中事故死者760人の損傷部位の45.5%が頭部となっている。
また、760人のうち94.9%はヘルメット着用していたにもかかわらず、そのうちの32.3%が事故時にヘルメットが脱落していることから、二輪ライダーに対し、あごひも緩め、不締結を防ぐため、ヘルメットの正しい着用を呼び掛ける。

<キャンペーン展開の概要>
●ドライバー向けテーマ:夕方早めのヘッドライト点灯促進
●高齢者向けテーマ:反射材の着用促進

<訴求のポイント>

実施期間 2014年9月21日(日)〜12月31日(水)
テーマ設定 高齢者の歩行中の交通死亡事故低減に向けて、
・ドライバーに対し、夕方早めのヘッドライト点灯を呼び掛ける。
・高齢者に対し、反射材を着用するよう呼び掛ける。
スローガン ・ドライバー:「夕方早めのヘッドライト点灯」
・高齢者:「反射材の着用促進」

<具体的展開>

全国対策 ・AMラジオでの全国ネットスポットを展開。(10/1〜10/31の間 月〜金)
・日没前の夕方の時間帯で、乗車中のドライバーに対し、20秒CMで「夕方早めのヘッドライト点灯」を呼び掛ける。
地域対策 静岡県 ・SBS静岡放送のミニ番組に静岡県交通安全対策協議会(静岡県、静岡県警察本部、静岡県交通安全協会等)の出演協力を得て、交通安全を訴えるほか、SBS静岡放送で、「トワイライトオン・キャンペーン」と題して「夕方早めのライトオン」を呼び掛ける。賛同する企業・個人には、オリジナルステッカーをプレゼントする。
・静岡県主催のイベントなどにSBS静岡放送と共に参加し、横断幕やのぼりを掲げて夕方早めのライトオンを呼び掛けるほか、自発光式反射材などを配布するとともに、アンケートを実施して、交通安全を訴える。
・自工会のHP上の「秋の交通安全キャンペーン」サイトから静岡県HP「ピカッと作戦!」にリンクする。
・四輪・二輪販売店は、のぼりやステッカーを掲示し、啓発に協力する。
・高齢者ドライバーに運転能力を自覚させ、安全運転に心掛けるよう促すために開発したリーフレットとステッカーを協議会が主催する講習会等で高齢者に配布し、学習してもらうことによって、高齢者の死亡事故低減に協力する。
岐阜県 ・ぎふチャンラジオ岐阜放送のミニ番組に岐阜県交通安全対策協議会(岐阜県、岐阜県警察本部、岐阜県交通安全協会等)の出演協力を得て、交通安全を訴えるほか、ぎふチャンラジオ岐阜放送で、「トワイライトオン・キャンペーン」と題して「夕方早めのライトオン」を呼び掛ける。賛同する企業・個人には、オリジナルステッカーをプレゼントする。
・協議会主催のイベントなどにぎふチャンラジオ岐阜放送と共に参加し、横断幕やのぼりを掲げて夕方早めのライトオンを呼び掛けるほか、反射材などを配布して、交通安全を訴える。
・岐阜県主催の高齢者講習会やぎふチャンラジオ岐阜放送主催のイベントで、それぞれの協力を得て、反射材を配布する。
・四輪・二輪販売店は、のぼりやステッカーを掲示し、啓発に協力する。
・高齢者ドライバーに運転能力を自覚させ、安全運転に心掛けるよう促すために開発したリーフレットとステッカーを協議会が主催する講習会等で高齢者に配布し、学習してもらうことによって、高齢者の死亡事故低減に協力する。
参考資料:(PDFファイル:4.4MB)

●二輪ライダー向けテーマ:ヘルメットの正しい着用促進

<訴求のポイント>

実施期間 2014年10月1日(水)〜10月31日(金)
テーマ設定 ・二輪の事故死者のうち、ヘルメットが脱落したものが、3割に上っていることから、二輪ライダーに対し、あごひも緩め、不締結を防ぎ、ヘルメットの正しい着用を訴求する。
スローガン ・ライダー:「あごひも、しっかり、ヘルメット。」

<具体的展開>

全国対策 ・AMラジオでの全国ネットスポットを展開。(10/1〜10/31の間 月〜金)
・二輪ライダーに対し、20秒CMで「あごひも、しっかり、ヘルメット。」を呼び掛ける。

以 上