JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2010年04月30日

2009年度の福祉車両販売実績について

2009年度における福祉車両の販売台数は、全体で34,298台・前年度比97.9%となった。
年度後半は、エコカー減税・補助金等の効果等により増加したものの、全体的には景気後退に伴う需要の落ち込みを補うことが出来ず、2006年度以降、4年連続で前年度を下回った。

<車種別販売状況>
(1)普通・小型自動車 21,925台・前年度比98.8%
2009年度は、介護施設等での送迎需要の高まりから「車いす移動車」が前年度を上回ったものの、比較的個人利用の割合が多い「昇降シート車・回転シート車」が減少したことから、2006年度以降、4年連続で前年度を下回った。
(2)軽自動車 8,111台・前年度比 99.2%
「車いす移動車」は横ばいで推移したものの、「昇降シート車・回転シート車」が若干減少したことから、2004年度以降、6年連続で前年度を下回った。
(3)バス 4,262台・前年度比91.4%
景気後退に伴う利用者の減少などから、公共交通機関における大型路線バスの代替需要が減少し、2006年度以降、4年連続で前年度を下回った。

注)
  1. 自工会会員メーカーとして把握できる販売台数を集計したもので、ユーザーが直接架装メーカーに持ち込み改造したものは集計されていない。
    ※「運転補助装置付車」の市場は、自工会会員メーカーとして把握できていない架装メーカー扱いのものを含めると年間5千台程度と推定される。


  2. 車種区分は、自工会にて福祉車両としての装備を基準に分類したため、道路運送車両法の区分とは異なる。
    (1)「バス」:マイクロバスを含む。
    (2)「小型車」:乗用車と商用車(バンタイプ)を含む。
    ※「その他」:個別対応(オーダーメード車)、ストレッチャー移動車など。
     (注)06年度まで「その他」に区分していた下記の装備車については、07年度より各仕様・装備区分毎に集計することとした。
    <装備区分の移動>
    「後席回転シート車」→「回転シート車」へ移動
    「顧客のニーズに応じて装備する手動運転装置車」→「運転補助装置付車」へ移動

別添:2009年度福祉車両の市場動向

以 上


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