JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2010年04月08日

2009年度軽自動車の使用実態調査について

一般社団法人日本自動車工業会(会長:青木 哲)は、2009年度に実施した軽自動車使用実態調査の結果を取りまとめた。

本調査は、1981年より隔年で実施しており、軽自動車の使用実態(ユーザー層、ユーザー意識、使用状況、地域的な特色等)について詳細かつ具体的に把握することを目的に行なっているものである。

今回の調査では、大きく捉えると以下のような特徴が見られた。

1.軽自動車使用実態

  • 軽自動車ユーザーは、女性比率が高く、また高齢化傾向にある。購入状況をみると、ダウンサイジング傾向がみられる。
  • 軽キャブバン・軽キャブワゴン、軽トラックともに最も多い用途は「仕事・商用」。

2.人口規模別にみた軽自動車の社会的役割

  • 人口規模が小さく交通の不便な地方では軽自動車が数多く保有され、通勤や買い物など日常の移動手段として生活を支えている。

3.女性の日常生活を支える軽自動車

  • 働く女性にとって軽自動車は、通勤の足として、また家事や育児にも忙しい日常生活の足として、大きく役立っている。特に小さな子どもを持つ女性にとっては、欠かせない存在である。

4.高齢者の生活を支える軽自動車

  • 軽自動車は高齢ユーザーにとって、買物や通院など移動手段として欠かせない存在として、日常生活を支える役割を担っている。

5.経済環境変化の影響とダウンサイジングユーザー

  • ダウンサイジングしたユーザーでは収入が減った世帯が多くみられる。このことは、経済環境の変化が背景にあると推察される。

報告書は一般向けに配布するとともに、当会ホームページにも掲載する。

軽自動車使用実態調査  <http://www.jama.or.jp/>

以 上

ご参考:2009年度軽自動車の使用実態調査の概要