高齢化社会の進行や福祉・介護に対する社会的ニーズの高まりもあって、福祉車両に対する関心は増しているものの、景気低迷による可処分所得の減少が福祉車両の需要に影響を及ぼしているものと思われる。
<車種別販売状況> |
(1)普通・小型自動車 |
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9,487台・前年同期比17.6%減
高齢化社会の進展に伴う介護施設等での送迎需要の高まりから、車いす移動車には根強い需要はあるものの、比較的個人ユーザーの割合が多い昇降シート車・回転シート車の減少が大きく、普通・小型自動車全体では2007年度上半期以来、2年ぶりの減少となった。
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(2)軽四輪車 |
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3,949台・前年同期比2.1%増
昇降シート車・回転シート車が好調に推移したほか、車いす移動車も堅調だったことから2008年度上半期に引き続き、2年連続で増加した。 |
(3)バス |
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1,514台・前年同期比29.6%減
昨年からの景気後退の影響により、公共交通機関における大型路線バスの代替が減少したことなどから、2008年度上半期を大きく下回る結果となった。
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注) |
- 自工会会員メーカーとして把握できる販売台数を集計したもので、ユーザーが直接架装メーカーに持ち込み改造したものは集計されていない。
※「運転補助装置付車」の市場は、自工会会員メーカーとして把握できていない架装メーカー扱いのものを含めると年間5千台程度と推定される。
- 車種区分は、自工会にて福祉車両としての装備を基準に分類したため、道路運送車両法の区分とは異なる。
(1)「バス」:マイクロバスを含む。
(2)「小型車」:乗用車と商用車(バンタイプ)を含む。
※「その他」:個別対応(オーダーメード車)、ストレッチャー移動車など。
(注)06年度まで「その他」に区分していた下記の装備車については、07年度より各仕様・装備区分毎に集計することとした。
<装備区分の移動>
「後席回転シート車」→「回転シート車」へ移動
「顧客のニーズに応じて装備する手動運転装置車」→「運転補助装置付車」へ移動
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