ニュースリリース- 2006年11月15日「WWFC第4版」の発行について(社)日本自動車工業会は、このたび米国自動車工業会(AAM)、欧州自動車工業会(ACEA)および米国エンジン工業会(EMA)と共同で、Worldwide Fuel Charter(WWFC:世界燃料憲章)第4版を発行した。 世界の各自動車工業会およびエンジン工業会は、自動車技術の進歩に合致した世界的に統一された自動車用燃料の必要性について議論をし、燃料規格WWFCをとりまとめている。1998年に第1版を発行し、2000年、2002年に改訂を重ねて、今回第4版発行に至った。自動車が要求される排ガスレベルは年々厳しくなっており、自動車業界は排ガス制御技術の革新に努めているが、その性能を充分に発揮するには良質な自動車用燃料が市場に供給されることが必要である。 WWFCでは、国・地域によって異なる排ガス規制レベルに応じて、規制レベルを実現するために必要な排ガス制御技術に対応した、ガソリンと軽油の燃料性状をそれぞれ4段階に分類して規定している(カテゴリー1〜4)。WWFC第4版では、この排ガス規制レベルとカテゴリーの関係を見直している。また、最近のエンジンと排ガス制御技術の進歩と各地域の市場燃料の現状を反映して、燃料中の硫黄レベルと排ガス規制の関係を再整理し、さらに各種燃料性状の規格値の見直しと試験法を更新した。あわせて、燃料がエンジンや排ガス制御装置に与える影響に関する多くの技術データや写真を追加している。 世界の各自動車工業会およびエンジン工業会は、WWFCが大気質を改善し、グローバルな燃料性状の基準調和に貢献するものと期待している。 なお、WWFC第4版は当会WEBサイトに掲載する。
以 上 [ ご参考 ] WWFC第4版における各カテゴリーと排ガス規制レベルの関係
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