JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2006年04月24日

2006 JAMA&JAF シニアドライバーズスクールとセーフティトレーニング 北海道から九州までの全国65会場で開催。

〜 交通事故防止に有効な参加体験型の一日安全運転実技講習会 〜

各会場 参加者30名を募集!

社団法人 日本自動車工業会

社団法人日本自動車工業会(JAMA)は、社団法人日本自動車連盟(JAF)及び財団法人全日本交通安全協会との共催で、警察庁、都道府県警察本部、都道府県交通安全協会などの後援を得て、今年度も、普通運転免許を所持し運転歴1年以上のドライバーを対象に、参加体験型の一日安全運転実技講習会“JAMA&JAFシニアドライバーズスクール”と“JAMA&JAFセーフティトレーニング”を全国で開催する。

★昨年の交通事故概況と傾向〜高齢者の割合がさらに増加
平成17年の交通事故による死者数は、前年より487人減少し全国で6,871人と昭和31年以来49年ぶりに7,000人を下回った。また、事故件数も前年と比べ1.9%減の約93万件、負傷者数は2.2%減の約116万人とそれぞれ3年ぶりに減少に転じた。
その一方で、高齢者(65歳以上)の死者数は2,924人と前年より122人減少したものの、全体に占める割合は42.6%と前年(41.4%)より増加した。さらに平成17年末現在の65歳以上の運転免許保有者数は、前年より約50万人も増えて、977万人弱(警察庁調べ)に達するなど、高齢ドライバーは年々増加している。これに伴い、交差点での「出会い頭事故」や「右折時の事故」などで高齢ドライバーが加害者となる人身事故発生件数も増え続け、昨年は前年に比べて3,525件も増加し、合計で104,455件に達した。

日本自動車工業会は、平成16年4月15日、「豊かなクルマ社会の実現に向けて」として交通安全に関する今後10年間の取り組みを公表。その中で、重点項目の一つとして高齢者等の事故防止を挙げており、当講習会はその一環として、内容の更なる充実と開催機会の拡大を図っている。
主催者としては、両講習会を通じて安全運転の啓発と交通事故防止を図るため、一人でも多くのドライバーの参加を期待している。

 

JAMA&JAFシニアドライバーズスクール

シニアドライバーズスクールは、自分の運転特性と心身機能を再認識し、安全運転に役立ててもらうことを目的として平成8年度にスタート、今年度で11回目を迎える。対象は、高齢者(65歳以上)および高齢移行期(50〜64歳)のドライバー。過去に受講した総人数は延べ150会場で約3,440人に達し、参加者からは「自分の反応の遅さに驚いた」、「自分の運転技術を過信していた」など自分の運転を見直す声が寄せられている。
カリキュラムの内容は、クルマの点検・運転姿勢・車の死角確認・エアバッグ作動実験、滑りやすい路面でのブレーキ体験、交差点での安全な右折方法、見通しの悪い交差点の安全な通過方法など、高齢者の交通事故防止に有効なプログラムの他、実技終了後にはインストラクターを交えた意見交換を行うなど、即効性のある内容となっている。
今年は5月3日(水・祝)の京都府をはじめとして、北海道から九州まで全国28会場で順次開催する。

>> 開催概要・開催日・場所一覧

 

JAMA&JAFセーフティトレーニング

一般の普通運転免許所持者を対象(年齢制限無し)としたセーフティトレーニングは、車の特性と性能の限界などの理解を通して、実践的な安全運転技能の向上を図るとともに、安全運転の重要性を広く社会に喚起する目的で、平成3年度より開催している。昨年まで延べ282会場で開始、参加者数は約7,800人に上っている。参加したドライバーからは「自分の運転の欠点がわかった。一般道路に出たら、今日習ったことを活かして安全運転を心がけたい」などの意見が寄せられている。
カリキュラムは、シニアドライバーズスクール同様、運転の基本の確認を始めとして、ストレート・オフセットスラロームや反応ブレーキおよびコーナーリング特性体験など、実際の交通場面に対応できる内容となっている。
今年は5月20日(土)の和歌山県を第一弾に、北海道から九州まで全国37会場で順次開催する。

>> 開催概要・開催日・場所一覧

平成17年度開催の「JAMA&JAFシニアドライバーズスクール」写真
写真
水を張ったコースでの滑りやすい路面体験