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会長会見 2002年12月19日
(宗国会長)
2003年国内需要見通しについて
- 国内需要は長く厳しい情勢が続いており、急激に回復することはないだろう。
- 景気も急激に回復することはなく、それに連動して自動車需要も微増としている。
- 台数の増減よりも、トレンドを少しでも上に持っていくことが、製造業を代表するひとつの業界として大変重要。
- 自工会として前向きに取り組んでいきたいという気持ちも入っている。
本年を振り返って
- 景気が厳しい中で、各社は相当な努力をしてきたと思う。
- ニューコンセプトを含めた新製品が次々と出てきたし、安全環境の技術も次につながるものが商品として出てきた。
- 生産技術面でも、品質はもちろん、コスト競争力が一段と向上した。 自動車リサイクル法への準備も進んでいる。
来年の春闘について
- 各社それぞれの考えもあり、自工会として回答するには少し早いと思う。
- 商品自体は国境がなく、世界各地で生産したり、部品の流通を通じて組み立てていくものであり、賃金だけで論じることは難しい。
- あえて日本の賃金を今日の為替で世界の標準価格から見るとすると、割高な位置づけにあると思う。
産業活力再生特別措置法について
- 個別企業の話なので、回答する立場にない。
- 今年度の位置づけで言えば、自動車各社とも収益力を回復できた年だと思う。
- 世界のマーケットの中で、新しい技術開発をベースに、ものづくりを基本としていくことが、自工会の考えだと思う。
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