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会長会見 2017年09月21日
日本自動車工業会
西川会長
●景況・市場
- 4−6月のGDPの数字は前期比の年率換算で2.5%の成長ペースを維持しております。更に自動車販売市場では4月から8月までの累計で前年同期比約10%増と好調を維持しており、今年度後半もこのペースが続くと見ております。
- 自動車業界としては、経済の好循環へ貢献をしていくことが重要であると認識しております。
●平成30年度税制改正に関する要望書
- 今般平成30年度税制改正要望書を取りまとめております。今回の焦点は車体課税であり、自動車税の引き下げと重量税の当分の間税率の廃止について今後取り組みを進めてまいります。
●自動運転
- 政府主導で様々な実証実験が計画されておりますが、中でも羽田空港周辺、臨海地区を使った実証実験を重点として、2020年の実施に向けて交通ルールやインフラ整備を要望しております。
- オールジャパンで将来のモビリティ社会に向けた技術開発と交通システムが加速するように政府、関係省庁、東京都の皆様と一緒に進めると共に一層のご支援をお願いしたいと思っております。
●東京モーターショー
- 10月27日からいよいよ一般公開が迫っており、参加各社の出展に注目頂きたく、また「ここから世界を動かそう、BEYOND THE MOTOR」をテーマとした主催者展示でも様々な企画をしております。
- モビリティ社会の進化を身近に感じ、見て体験をして頂くことで、車を運転していない方も含めて幅広い皆さんに興味を持って楽しんで頂くようなショーにしたいと思います。
- 中身の質で存在感を上げて、世界一のハイテクショーにしていきたいと思っておりますので、是非ご期待下さい。
●電動化の流れについて
- 日本の自動車業界はハイブリッドを含めて先行している部分があります。決して先を越されているわけでなく、日本の自動車メーカーにとって、むしろ実力が発揮できる土壌が出来てくるという意味では、来るものが来ているのではないかと認識しております。
以上
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