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会長会見 2012年11月16日
日本自動車工業会
豊田会長
「お台場学園祭2012」について
- 10月上旬に開催した「お台場学園祭2012」は、多くの方にご来場頂き、クルマファン・バイクファンの拡大に手応えを感じた。
- イベントを盛り上げて頂いた関係者とメディアの尽力・協力に感謝する。
- 来年は「第43回東京モーターショー2013」の開催を予定しており、関係者一同力を合わせて取り組んでいく。
次期政権への期待について
- 民間企業は円高をはじめとする六重苦により、一刻の猶予もない追い込まれた状況の中、ぎりぎりのところで頑張っていることをご理解いただきたい。
- 政治が混乱すると犠牲になるのは国民である。国民の苦労を理解し、頑張った人が報われる国や社会へリードしていただきたい。
環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加について
- 日本は資源国ではないため、環太平洋地域での自由貿易構想であるTPPへの参加は日本の今後の成長にとって不可欠であり、早期交渉参加を期待する。
車体課税の簡素化・負担軽減に関する要望について
- 自動車取得税、自動車重量税は、道路特定財源の一般財源化により課税根拠を喪失しており、自動車ユーザーにとって不公平な税負担となっていることから、それを改善するためにこれら2税の廃止を強く求める。
日中関係悪化の影響と中国指導部の新体制について
- 中国における生産と販売の落ち込みは、日本の自動車業界に多大な影響を及ぼしていると言わざるを得ない。
- 中国指導部の新体制の下、一日も早く元の友好関係に戻ることを願っている。
- 我々は自動車を通じて、これまでと同様に良き企業市民として日本と中国の経済発展に貢献していきたい。
COP18開催と日本の温室効果ガス削減目標ついて
- 2020年に1990年比25%削減という目標は、国民的な議論を経ずに決められた非現実的なものと考えている。
- 地球温暖化対策の目標はエネルギー対策と表裏一体であり、国民生活や経済活動に深く関わるため、国民的な議論を充分行った上で、現実的な目標を検討するようお願いしたい。
以上
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