JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

会長会見  2007年12月20日

(張会長)

今年を振り返って・来年の展望

  • 今年は、国内市場が縮小したのは大変残念だが、BRICs等の市場が伸び競争が激化している中で日本車は頑張っており、世界全体で見れば良かったのではないか。
  • 来年は、まずは国内市場の活性化に取り組む。世界市場での競争もますます激化し、懸念材料もあるが、慎重に見極めながら頑張っていきたい。

春季労使交渉について

  • 基本的には、一律ではなくて、それぞれの経営環境や企業努力に応じた方向になるのではないか。

国内自動車工場の再編について

  • 東北や九州への工場の移転は、老朽更新や労働事情が大きな理由だと思う。
  • 日本全体の産業地図のバランスを取る動きになり、良いことではないか。

北米市場について

  • ちょっと足踏みしている状況であり、楽観はできない。

切り離し論(デカップリング)について

  • アメリカ市場は断然大きく、自動車メーカーにとって大変重要な市場。新興市場があるから、アメリカ市場を切り離していいということにはならない。

欧米の燃費規制の動きについて

  • 日本も含めて自動車先進国では環境規制が厳しくなるのは避けて通れない道だが、EUの規制案についてはやはり厳しいものと思っている。