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会長会見 2003年03月20日
(宗国会長)
イラク情勢に関して
- 戦争が早く終わることを願う。人命はもちろんのこと、様々な被害も少なく終わることができればよいと考えている。
国内需要見通しについて
- イラク情勢をどう読むか難しい状況下にあり、イラク情勢を加味したものではない。ただ短期間で戦争が終われば目標は達成可能だと思う。
- 目標を確実に達成するよう会員会社が努力していくことが重要。ひとつひとつの業界がトレンドを少しでも上げていくようにすることが、結果的には日本経済の次のステップにつながる。
米国自動車市場について
- 米国市場自体は、イラクの問題を抜きにしても決して強くない状況が続いている。現在のような前年を下回る状況が少し続くのではないか。
- 各社がいろいろなインセンティブを打ち出し、新しい商品を投入する計画があるので、後半に期待をしているところ。
- イラク問題を織り込んで話すことは誰もできない。ここ数日で情勢が変化する場合もあり、イラク情勢の影響についてはこれ以上お答えするものがない。
日本経済について
- 経済では既にマイナス要因が起きている。戦争がどういう方向に向かうのか分からないという不安から、世界の経済にはダメージがあると思うが、これ以上お答えするものを持っていない。
日銀新体制について
- 福井新総裁は金融緩和に対して柔軟な対応を考えていると受け止めている。結果的に幅広い政策を検討でき、それが株価や為替に影響してくるのだから、期待したい。
エネルギー問題について
- いま石油価格が高くなっているが、一時的なものであり、ある時点で安定してくると思う。
- 「イラク攻撃だから」ということではなく、長期的に見てエネルギー問題は避けて通れない問題。
自工会の移転について
- 自工会そのものの移転と自動車会館設立という2つの議論が同時に進んでいる。(鈴木副会長)
- 自動車会館構想が具体化すれば自工会の移転も一緒に行うが、自動車会館構想の最終方向がまだ出ておらず、自工会移転も理事会に諮る段階にない。(鈴木副会長)
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