JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

会長コメント  2002年04月26日

燃料電池自動車市販第1号車の政府率先導入について


本日、小泉総理大臣が政府として燃料電池自動車の率先導入を表明したことを受け、経済産業省より当会に対し燃料電池自動車の開発の加速化と早期実用化の要請があった。
自動車メーカーは、燃料電池自動車の早期の実用化を目指し、全力をあげて取り組んでいるところであり、今回の総理の方針は、燃料電池自動車の開発を加速させるものと期待している。
政府におかれては、燃料供給施設などのインフラ整備や技術開発のための規制の見直しなどを推進するとともに、燃料電池自動車導入促進に対する一層のご支援をお願いしたい。

 

<ご参考:内閣総理大臣発言要旨>

  1. 2003年にも試験的な市販が想定される燃料電池自動車第1号車を含め数台を、政府として率先導入することとしたい。

  2. 燃料電池自動車については、環境問題への対応、エネルギーセキュリティの確保、我が国産業の競争力の強化の観点から、我が国において、世界に先駆けた早期実用化を図ることが重要である。

  3. 関係閣僚におかれては、率先導入に必要となる措置を2002年中に講じるとともに、初期段階の普及を睨み、2005年を目途に、安全性の確保を前提としつつ、包括的な規制の再点検を進めていただきたい。

以 上