JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

会長コメント  2016年08月03日

第3次安倍第2次改造内閣の発足について


一般社団法人 日本自動車工業会
会長 西川

 安倍改造内閣は、安定的な政治基盤の下、アベノミクスを更に加速させるための強力な布陣となっており、安倍総理のリーダーシップのもと、600兆円経済、一億総活躍社会、地方創生の実現に向け、成長のスピードを引き上げていただけることと大変大きな期待をしております。
 英国のEU離脱に関する国民投票結果の影響、新興国経済の減速、為替水準の急激な変動など、世界経済が不透明な状況にある中、新内閣におかれましては、こうしたリスクが日本経済にマイナスの影響を及ぼすことのないよう取り組んでいただくとともに、昨日閣議決定した「未来への投資を実現する経済対策」を実施し、デフレ脱却と経済再生を確実に実現していただきたいと考えております。
 自動車業界を取り巻く環境は、国内では依然として内需に力強さを欠いており、新内閣におかれては、自動車ユーザーの過度な税負担軽減に向けた自動車税制の抜本的な見直しの実現に着実に取り組んでいただくことを望んでおります。
 また、グローバルに事業展開する自動車業界にとっては、自由貿易協定によるビジネス環境の整備が競争力強化に極めて重要な役割を果たすことから、TPPの早期発効および日-EU EPAの年内合意など経済連携協定の促進を積極的に進めていただきたいと思います。
 我々自動車業界としても、引き続き地域経済や雇用確保に貢献し、政府の政策を最大限利用し、国内市場の活性化や国際競争力の強化に向けて全力で取り組んで参ります。

以 上