JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

会長コメント  2015年12月16日

平成28年度税制改正大綱について


一般社団法人 日本自動車工業会
会長 池 史彦

 このたび、与党税制改正大綱において、新たに導入される環境性能課税の制度設計だけが先行決定されたことは、消費税増税時の自動車ユーザーの負担増を考えると残念でありますが、その制度設計において、自動車取得税の現行エコカー減税制度に比べ課税対象が限定される等、自動車ユーザーの税負担増加に一定の歯止めがかけられたことは評価しております。
 また、当会が強く求めた自動車税引下げに関する具体的かつ明確な制度設計は今年決まらなかったものの、今回の大綱に「平成29年度税制改正において、(略)自動車の保有に係る税負担の軽減に関し総合的な検討を行い、必要な措置を講ずる。」と、保有時の税負担軽減に関する具体的な文言が盛り込まれたことを歓迎いたします。
 当会と致しましては、引き続き、車体課税の簡素化・負担軽減実現のため全力を挙げて取り組んでまいりますが、政府・与党におかれましては、今回の大綱の文言に基づき、来年の税制改正において、自動車税引下げ等の具体的な負担軽減策を確実に講じていただくようお願い申し上げます。

以 上