会長コメント 2011年01月01日豊かなクルマ社会の実現に向けて 〜新春会長メッセージ〜日本自動車工業会
会長 志賀 俊之
<日本の「ものづくり」の維持に向けて> 日本の自動車産業にとって、国内の研究開発や生産の拠点こそが、最先端の技術や付加価値の高い商品を生み出すイノベーションセンター、マザープラントであります。我々は、今回政府の英断により実現した法人税率引下げの成果を今後の投資に活かしつつ、国内での「ものづくり」を継続し、その高度化を図るべく、最大限努力してまいります。そのことが、日本経済の発展や雇用維持にも繋がるものと考えます。 <低炭素社会の実現に向けて> エネルギー・環境問題への意識の高まりにより、世界の自動車産業は新たな局面を迎えました。次世代自動車の開発をはじめとする熾烈な国際競争を勝ち抜くためには、日本が有する環境技術の優位性をこれからも維持・発展させていかなければなりません。 <安全で、快適なクルマ社会に向けて> 近年減少を続ける交通事故死傷者数の更なる低減に向け、「予防安全」「衝突安全」の二つの視点から、先進安全技術の研究開発に全力で取り組み、より安全なクルマを世に送り出していくことは、今後も変わらず、我々の大きな使命と認識しております。 本年12月に、第42回東京モーターショーを開催します。今回、更なる飛躍を目指し、東京ビッグサイトに会場を移し、新生東京モーターショーとして再スタートします。今回のショーでは、新たな取り組みとして、最先端の情報・環境・エネルギー技術が実現する人とクルマと都市の未来をテーマとした「SMART MOBILITY CITY 2011」や最新モデル試乗会など、お客様が見て、触れて、体験していただける多彩なイベントを企画しております。
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