JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

会長コメント  2003年06月19日

非農産品市場アクセス交渉における自動車及び部品の関税・非関税障壁の撤廃に関する要望

日本自動車工業会
会長  宗国 旨英

2001年11月のWTO閣僚会議(ドーハ)において新ラウンドが立ち上がったものの、現在農業分野に引き続き非農産品市場アクセス分野においてもモダリティ期限までに合意に至らず、交渉が困難な状況にあると承知しております。

自動車産業は基幹産業として雇用並びに輸出など日本経済に多大な貢献を行っております。この貢献を持続発展するために、WTO新ラウンドにおける多国間貿易交渉の重要性を認識し、これまでにも自動車及び部品の関税・非関税障壁の撤廃を要望してきました。しかしながら、残存する自動車に対する高関税・非関税障壁は未だ日本の自動車メーカーに多大な負担を課し、競争を大きく阻害しているのが現状です。

このような自動車産業の実態を踏まえ9月のカンクーン閣僚会議に向けた今後の非農産品市場アクセス交渉において、自動車がセクター別アプローチの中に織り込まれ、関税・非関税障壁の撤廃が図られるよう、一層のご尽力をお願い申し上げます。

以 上