JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

会長コメント  2003年06月19日

特定国・地域間自由貿易協定及び経済連携協定交渉促進について

日本自動車工業会
会長  宗国 旨英

(社)日本自動車工業会は、特定国・地域との自由貿易協定、経済連携協定がWTOを補完して世界の自由貿易を推進すると認識し、これを積極的に支持する立場を取っている。これらの協定は自動車産業の日本経済への多大な貢献を一層促進するものと考え、早期にこの枠組みの実現を期待する。

特に現在政府間で交渉が行われている日メキシコ自由貿易協定において、日本の自動車メーカーは既に自由貿易協定を締結している欧米のメーカーと比較し競争上不利な立場に立たされており、関税を即時撤廃するなど市場アクセスを改善すべきと考える。

更に、政府及び民間レベルで共同研究が行われている韓国、アセアン、タイ、フィリピン、マレーシア、チリ、スイス等との経済連携協定及び自由貿易協定においても、当該地域のバランスある発展に寄与し、わが国経済の安定と繁栄の確保に不可欠であるとの観点から、その実現に向け早期に政府間交渉に入ることを期待する。

以 上