JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

会長コメント  2003年03月12日

2003年春季労使交渉について

日本自動車工業会
会長  宗国 旨英

本日、春季労使交渉の回答が各社で行われたが、各社の経営環境や業績などを踏まえ、労使間で真剣に議論を重ねてきた結果であると考える。

これまで自動車産業の春季労使交渉は、統一要求という進め方がされてきたが、今年は多くの組合がベア要求を見送るなど、個々の組合の自主的判断による要求がなされ、労使交渉は大きな転換期にあると認識している。

国際競争の激化など、今後自動車産業をとりまく環境はますます厳しくなる。

そうした中では、各社を取り巻く環境も、各社がとる経営戦略も多様化するものと思われ、労使交渉も各社毎にそれぞれの経営環境や業績に基づいて進められてゆくことになるだろう。

労使間で納得の行く交渉結果を得ることが個々の企業の強さにつながり、自動車産業の活性化と今後の発展につながるのではないかと期待している。

以 上