JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2006年04月07日

平成17年度二輪車市場動向調査について

(社)日本自動車工業会(会長:小枝 至)は、平成17年度に実施した二輪車市場動向調査の結果をまとめた。

これは、市場の変化を捉えるため、隔年毎に新規購入ユーザーを対象にアンケート調査を行なっているものである(時系列調査)。

今回は5,628サンプルの回答があり、時系列調査に加え、二輪車の市場環境の変化に関する調査と、「世代間の動向」を分析するトピック調査を行なった。

時系列調査結果(二輪車購入ユーザー調査)の主な特徴として以下3点が見られた。

  • 男女ともに「10代のユーザー」「20代のユーザー」の比率が時系列で減少、「50代以上」ユーザーが増加、全体として高齢化が進んでいる。
  • 需要形態は「代替」が55%と半数以上を占め、「新規購入」は時系列で減少傾向にある。
  • 今後も二輪車に乗り続けたいという人は87%で多くの人が継続乗車意向を示しているが、前回(平成15年度)に比べ5ポイント減少している。

二輪車の市場環境の変化に関する調査結果の主な特徴は、以下のとおりとなった。

  • 二輪車の市場環境の変化に関するユーザーの認知度は、高速道路二人乗り解禁が72%、二輪車のリサイクルは50%、AT限定の免許制度新設は46%となっている。
  • 高速道路二人乗り解禁認知者の57%は、「高速道路二人乗り走行は良いと思う」と、賛意を示している。

また、二輪車ユーザーの「世代間の動向」を分析するトピック調査の主な特徴は以下のとおりとなった。

  • 1969年生まれ以前の世代と1970年以降の世代を境に二輪車に対する価値観の違いが見られた。
  • 特に、1965〜69年生まれ(現在37〜41歳)と1975〜79年生まれ(現在27〜31歳)の世代に顕著な特徴が見られ、1965〜69年生まれの世代はツーリング好きであり、「出足・加速・最高速度」を求めており、1975〜79年生まれの世代は、二輪車を「カッコいい」ものととらえている。

報告書は一般向けに配布する。

ご参考:平成17年度二輪車市場動向調査の概要

以 上