JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2005年04月22日

2005 JAMA&JAF シニアドライバーズスクールとセーフティトレーニング 北海道から九州までの全国62会場で開催。

〜 交通事故防止に有効な参加体験型の一日安全運転実技講習会 〜

各会場 参加者30名を募集!

社団法人 日本自動車工業会

社団法人日本自動車工業会(JAMA)は、社団法人日本自動車連盟(JAF)及び財団法人全日本交通安全協会との共催で、警察庁、都道府県警察本部、都道府県交通安全協会などの後援を得て、今年度も、普通運転免許を所持し運転歴1年以上のドライバーを対象に、参加体験型の一日安全運転実技講習会"JAMA&JAFシニアドライバーズスクール"と"JAMA&JAFセーフティトレーニング"を全国で開催する。

★昨年の交通事故概況と傾向〜最悪の推移
平成16年中(1〜12月)の交通事故による死者数は、前年より344人も減少し全国で7,358人。死者数が16,765人を記録して「第一次交通戦争」と呼ばれた25年前の1970年以降、最も少ない数字となった。しかしながら事故件数は952,191件(前年比4,198件増)、負傷者数は1,183,120人(前年比1,689件増)といずれも過去最悪の数字を記録し、交通事故は年々深刻な状況に陥っている。
このうち高齢者(65歳以上)の死者数は3,046人と前年より63人も減少したものの、全体に占める割合は前年比+1.0%で41.4%と逆に増加。さらに、平成16年末現在の65歳以上の運転免許保有者数は、前年より約48万人も増えて、927万人余(警察庁調べ)に達するなど、高齢ドライバーは年々増加している。これに伴い、高齢ドライバーが加害者となる人身事故発生件数も増え続け、昨年は合計で100,930件と前年を約6,114件も上回り、初の10万件台に達した。

☆日本自動車工業会は、昨年4月15日、「豊かなクルマ社会の実現に向けて」として交通安全に関する今後10年間の取り組みを公表。その中で、重点項目の一つとして高齢者等の事故防止を挙げており、当講習会はその一環として位置づけ、内容の更なる充実と開催機会の拡大を図るものである。
主催者としては、両講習会を通じて安全運転の啓発と交通事故防止を図るため、一人でも多くのドライバーに参加していただきたいと願っている。

JAMA&JAFシニアドライバーズスクール

シニアドライバーズスクールは、自分の運転特性と心身機能を再認識し、安全運転に役立ててもらうことを目的として平成8年度にスタート、今年度で10回目を迎える。対象は、高齢者(65歳以上)および高齢移行期(50〜64歳)のドライバー。過去に受講した総人数は、延べ127会場で約3,000人に達し、参加者からは「信号に反応するまでの時間が、年齢とともに遅くなっていることが自覚できた。」など好評を得ている。
カリキュラムの内容は、クルマの点検・運転姿勢・車の死角確認・エアバッグ作動実験、滑りやすい路面でのブレーキ体験、交差点での安全な右折方法、見通しの悪い交差点の安全な通過方法など、高齢者の交通事故防止に有効なプログラムの他、実技終了後にはインストラクターを交えた意見交換を行うなど、即効性のある内容となっている。
今年は5月21日(土)の和歌山県をはじめとして、北海道から九州まで全国23会場で順次開催する。

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JAMA&JAFセーフティトレーニング

一般の普通運転免許所持者を対象(年齢制限無し)としたセーフティトレーニングは、車の特性と性能の限界などの理解を通して、実践的な安全運転技能の向上を図るとともに、安全運転の重要性を広く社会に喚起する目的で、平成3年度より開催している。昨年まで延べ242会場で開催し、参加者数は約7,000人に上っている。参加したドライバーからは「自分の反応時間は限りなくゼロに近いと思っていたが、ただの思い込みであったことが身をもって実感できた」などの意見が寄せられている。
カリキュラムは、シニアドライバーズスクール同様、運転の基本の確認を始めとして、ストレート・オフセットスラロームや反応ブレーキおよびコーナーリング特性体験など、実際の交通場面に対応できる内容となっている。
今年は5月1日(日)の北海道(帯広)を始めとして、北海道から九州まで全国39会場で順次開催する。

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