JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2015年08月04日

JAMA/AAF共同声明(仮訳)

2015年8月2-4日にカンボジア・シェムリアップにて開催された第16回AMEICC自動車WGの機会に、日本自動車工業会の池会長とアセアン自動車連盟アイシャ会長は以下の共同声明に合意した。

AAF・JAMA共同声明

日本自動車工業会(JAMA)はアセアン自動車連盟(AAF)およびそのメンバーであるアセアン各国の自動車工業会とこれまで、緊密で友好的なビジネス上の協力関係を有している。

アセアンにおける自動車産業は、近年モータリゼーションの進展とともに、大きな成長をとげ、いまや生産台数で450万台と世界でも5番目となっている。

この間JAMAメンバー会社は、研究開発も含めた技術移転、現地調達部品の拡大や人材育成などを行い、アセアンにおけるパートナーとともに、自動車産業の成長を担ってきた。更にはJAMAとAAFおよびその会員である各国工業会が各国の政府と連携し、各種政策の実行をサポートしてきている。

一方、アセアン域外への輸出も拡大しているなか、アセアン域内も含めたグローバル市場における競争が激化。

本年末のアセアン経済共同体(AEC)発足により単一市場になることを活用し競争力をさらに強化していく必要がある。そのためにはシームレスな事業環境の整備、とりわけ各国個別の状況に配慮しつつも調和活動を進めるMRAを積極的に推進していくことが必要である。

また、自動車産業が持続可能であるためには交通安全や環境問題への積極的取り組みが求められている。特に交通安全については、車両の安全装備の拡充だけではなく、ヒト・インフラ・クルマの三位一体の包括的な対策が重要であり、環境対策についてはCO2の削減やエネルギー保全に向け新車の燃費向上のみならず、エコドライブ啓発や道路インフラの改善、廃車促進政策、車検制度など保有車も含めた包括的な対策が重要。

こうした課題への取り組みの重要性を認識し、AAFとJAMAはアセアン自動車産業の持続的な成長と競争力の強化という共通の目標に向け、政府機関、民間機関だけでなく、学会、社会全般も含め、関連する全ての利害関係者と連携し、両組織間の緊密的、友好的かつ協力的な関係を強化するものである。

 

以 上