JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2015年02月26日

「環境レポート 2014」の発行

 一般社団法人 日本自動車工業会(会長:池 史彦)は、環境分野における最新の目標と進捗状況、様々な取り組みをまとめた「環境レポート 2014」を発行した。
 自動車産業にとって環境対策は重要な活動のひとつであり、地球温暖化対策や大気環境改善、自動車リサイクルの促進等、多岐にわたる取り組みを行っている。
 当会の主な取り組み(本レポートの3ページ)の概要は以下のとおり。

○製品における地球温暖化対策

乗用車の新車販売平均燃費は年々向上し、2020年度燃費基準平均相当レベルを上回る21.3km/リットルに達した。カーエアコンに関する対策では、低GWP・ノンフロン冷媒を使用したエアコンの開発・早期普及に向け、2020年にGWP850(乗用車)の自主目標を設定した。

○低排出ガス認定車の積極的な導入とポスト新長期規制対応

ガソリン車に占める平成17年排出ガス基準75%低減車(☆☆☆☆)は97%を占めた。ディーゼル車の排出ガスは2009年からポスト新長期規制が施行され、特に重量車からのNOX及びPMの排出量は大幅に低減されている。2016年からはNOX規制値のさらなる強化と試験法の国際基準調和が図られる予定であり、対応を進めていく。

○生産における環境保全

2013年度のCO2排出抑制は90年度比▲27%(725万トン)、VOC排出抑制は▲13%(34.6g/m2)、廃棄物の低減は▲99%(0.4千トン)で、再資源化率が99.9%である。

○自動車リサイクルへの対応

ASR(シュレッダーダスト)のリサイクル率は96〜97.7%に向上し、2015年度以降の目標値(70%以上)を大きく上回った。
※自動車全体のリサイクル率は95%超のレベルにまで向上している。

・当会ホームページ(http://www.jama.or.jp/eco/wrestle/eco_report/index.html)に掲載