JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2014年04月10日

2013年度軽自動車の使用実態調査について

一般社団法人日本自動車工業会(会長:豊田 章男)は、2013年度に実施した軽自動車使用実態調査の結果を取りまとめた。
本調査は、1981年より隔年で実施しており、軽自動車の使用状況や軽自動車ユーザーの生活意識・消費行動の実態から、社会の要望に対して軽自動車が置かれている位置づけを明らかにすることを目的としている。
今回の調査では、大きく捉えると以下のような特徴が見られた。

1.軽自動車の使用と購買実態

  • 軽乗用系、軽商用系ともに高齢層の割合が大きく、軽トラックでは拡大傾向にある。
  • 軽乗用系、軽商用系ともに年収400万円未満の割合が大きく、軽商用系では拡大傾向にある。
  • 使用年数の長期化や、燃費の良さで軽自動車を選ぶ人が増えるなど、維持費を抑える傾向がうかがえる。

2.地域別にみた軽自動車の役割

  • 軽自動車は、都市規模が小さく、交通が不便な地方に多く普及している。
  • 地方における軽自動車の必要性は高く、日々の通勤・通学や食品の買い物等に欠かせない存在である。
  • 近年の変化として、大都市や都市郊外でも、経済的な理由で軽自動車の必要性が高まっている。

3.女性の生活における軽自動車

  • 車がないと困る人の割合は、男性より女性が多くなっている。
  • 軽自動車は、運転が苦手でも日常使える車として、子育て中や働く女性の移動を支えている。

4.高齢者の生活における軽自動車

  • 高齢者は、車がないと困る人が多く、軽自動車は買い物を主に郵便局や銀行等への足として使われている。
  • 軽自動車は、経済面だけでなく、移動手段として適切な大きさであるという点が支持されている。

5.若者の軽自動車に対する意識

  • 軽自動車は経済面が評価され若者には使用されている。7割が軽自動車の継続購入を考えている。
  • 経済面の評価が高い一方で、若者は上の年代よりも様々な魅力を軽自動車に対して感じている。

6.軽自動車へのダウンサイジング層の実態

  • 普通・小型車から軽自動車に代替した人は26%を占め、高齢者を中心に幅広い年齢層に亘っている。
  • 結婚や子供の成長、リタイヤ等の人生の様々な節目で、軽自動車が選択されている。

< 調査設計概要 >

  • 全国訪問留置調査
    調査対象 :自家用軽自動車を保有する世帯及び事業所
    総回収数 :3,030サンプル(軽乗用車1696s、軽ボンバン407s、軽キャブバン411s、軽トラック516s)
    調査時期 :2013年5月10日〜6月9日
    調査手法 :訪問留置調査



  • WEB調査
    調査対象 :男女20-79歳男女個人、免許保有者、軽自動車及び普通乗用車を主運転車として所有されている方 等
    総回収数 :960サンプル(軽自動車640s、普通自動車320s)
    調査時期 :2013年9月23日〜9月30日
    調査手法 :WEB調査(インターネット調査)



  • インタビュー調査
    調査対象 :関東一都三県在住、免許保有者、家庭に最近5年内に購入した軽自動車あり 等
    総回収数 :18サンプル(ダウンサイジング層6s、軽自動車を積極的に選択した男性層6s、軽自動車を積極的に選択した女性層6s)
    調査時期 :2013年10月9日〜10月12日
    調査手法 :インタビュー調査(FGI)

調査の詳細は調査報告書をご覧ください
報告書は一般向けに配布するとともに、当会ホームページにも掲載する。
軽自動車使用実態調査 http://www.jama.or.jp/lib/invest_analysis/s_car.html

 

以 上

軽自動車の使用実態調査報告書(PDF:3.19MB)


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