JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2011年04月28日

2010年度の福祉車両販売実績について

2010年度における福祉車両の販売台数は、全体で34,601台・前年度比100.7%となった。
昨年9月にエコカー補助金が終了したが、年度通じてのエコカー減税効果もあり、前年度より微増となった。

<車種別販売状況>
(1)普通・小型自動車 21,856台・前年度比99.7%
2010年度は、2000年介護保険導入の代替需要により「車いす移動車」が前年度を上回ったが、「昇降シート車・回転シート車」「運転補助装置付車」とも前年度を下回ったため、全体でも2009度を僅かに下回った。
(2)軽自動車 8,703台・前年度比 106.6%
2010年度は、「昇降シート車・回転シート車」「運転補助装置付車」とも前年度を下回ったものの、商品の魅力向上等により「車いす移動車」の販売台数が大幅に増加したことから、軽自動車全体では2009年度を上回った。
(3)バス 4,042台・前年度比94.8%
エコカー補助金終了、および公共交通機関における路線バスの「ポスト新長期規制」駆け込み需要が一巡したことにより、2006年度以降5年連続で前年度を下回った。

注)
  1. 自工会会員メーカーとして把握できる販売台数を集計したもので、ユーザーが直接架装メーカーに持ち込み改造したものは集計されていない。
    ※「運転補助装置付車」の市場は、自工会会員メーカーとして把握できていない架装メーカー扱いのものを含めると年間5千台程度と推定される。

  2. 車種区分は、自工会にて福祉車両としての装備を基準に分類したため、道路運送車両法の区分とは異なる。
    (1)「バス」:マイクロバスを含む。
    (2)「小型車」:乗用車と商用車(バンタイプ)を含む。
    ※「その他」:個別対応(オーダーメード車)、ストレッチャー移動車など。
      (注)06年度まで「その他」に区分していた下記の装備車については、07年度より各仕様・装備区分毎に集計することとした。
    <装備区分の移動>
    「後席回転シート車」→「回転シート車」へ移動
    「顧客のニーズに応じて装備する手動運転装置車」→「運転補助装置付車」へ移動

別添:2010年度福祉車両の市場動向

以 上


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