JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2009年09月18日

自工会・2009年秋季交通安全キャンペーンのご案内

 社団法人日本自動車工業会(会長:青木 哲 以下自工会)は、9月21日(月)から10月20日(火)までの間、政府の実施する秋の全国交通安全運動と連動し、「自工会・2009年秋季交通安全キャンペーン」を実施する。
 *主催:内閣府他、期間:9月21日から9月30日

 平成20年中の交通事故発生状況をみると、死者数は5,155人で、8年連続の減少となるとともに、昭和28年以来54年ぶりに5千人台となった前年をさらに下回り、ピーク時(昭和45年の16,765人)の3分の1以下となった。また、平成16年に過去最悪を記録した発生件数および負傷者数も4年連続で減少し、負傷者数は10年ぶりに100万人を下回った。しかしながら、なお多くの交通事故による死者や負傷者が存在するなど、依然として厳しい交通事故情勢にある。

 当会はこのような事故実態や、政府の平成24年までに交通事故死者数を5,000人以下とする目標や更に今後10年間を目途に、交通事故死者数を2,500人以下とするという新たな政府目標を踏まえ、車両安全装備の拡充など車両安全対策や、広報・啓発活動など幅広い交通安全活動に積極的に取り組んでいるところである。秋季交通安全キャンペーンは、春季に引き続き、こうした交通安全活動の一環として実施し、安全で快適な交通社会の実現に向けて寄与するものである。

<春季交通安全キャンペーンの考え方>
●四輪メインテーマ:後席シートベルトの着用促進
昨年6月より後席におけるシートベルトの着用が義務化されたが、一般道におけるシートベルトの着用は運転席の95.9%、助手席の89.2%に比べ、後席は30.8%と依然として低い着用率にあることから、また、後席のシートベルト非着用者の致死率は着用者の約3倍である実態からも、後席でのシートベルト着用促進の徹底を呼び掛ける。

●四輪サブテーマ:夕方早目のヘッドライト点灯
事故死者数が増加する秋から年末の高齢者死亡事故のピークが午後5時台であることから、この時間帯を歩行する高齢者にとって、薄暮時には走行中の自動車が気づきにくいことをドライバーに認識させ、高齢歩行者に自動車の存在を気づいてもらうための夕方早目のヘッドライト点灯を呼び掛ける。

●二輪メインテーマ:ヘルメットの正しい着用
昨年の二輪車乗車中死者990人(原付423人・自動二輪567人)の内、原付では34.8%の147人が、自動二輪では25.0%の142人がヘルメット脱落ありのものとなっている。脱落の原因の多くが顎紐緩めか、不締結であることから、ヘルメットの正しい着用の徹底を訴求する。

●四輪・二輪サブテーマ:自転車への注意喚起
近年、自転車に関する交通事故が高い水準で推移し、また、昨年6月の改正道路交通法施行に伴い、自転車の車道通行の原則がより徹底されたことを踏まえ、ドライバー、ライダーに自転車への注意喚起を呼び掛ける。

<キャンペーン展開のポイント>

○訴求のポイント
実施期間 平成21年9月21日〜10月20日
テーマ設定
四輪は前席に比べて着用率の低い、後席でのシートベルトの着用促進を図る。
高齢者の歩行中・自転車乗車中の死者数を減らす為、薄暮時の安全運転を呼び掛けるとともに、具体的な運転行動である夕方早めのヘッドライト点灯を促進。
二輪は乗車中死者のヘルメット脱落率が高いことから、その原因である顎紐の不締結、緩めの締結を防ぎ、ヘルメットの正しい着用を訴求する。
ドライバー、ライダーへ車道を走る自転車への注意喚起
スローガン [四輪] (メイン)「後席もシートベルト」 (サブ)「夕方早めにライトオン。
[二輪] 「あごひも、しっかり。
[四輪・二輪共通メッセージ] 「自転車も、車道を走る仲間です。
訴求対象 [四輪] ドライバーおよび同乗者
[二輪] ライダーおよび同乗者

○具体的展開
キャンペーンの4つのテーマを小型カラー広告で毎週2回、ローテーションで新聞広告を掲載 ・朝日新聞・朝刊(第2面・小型カラー広告)、4回掲載
・読売新聞・朝刊(第1社会面・小型カラー広告)、4回掲載
啓発効果の高い「後席シートベルト着用促進CM」でシートベルト着用の重要性と非着用の危険性を映像でわかりやすく訴求する。 スタジアム大型ビジョンCM:全国10スタジアム・プロ野球62試合
屋外ビジョン:全国8ヶ所、30秒CMx2,170回放映
タクシー車内モニターCM:首都圏のタクシー 約2,300台
ハイウェイCM:高速道路のSA内のビジョン約70ヶ所
懸垂幕掲出 四輪店12,000店
自工会HPにキャンペーンサイトを掲載 http://campaign.jama.or.jp/
上記キャンペーンサイトのオンライン広告 ターゲティングメール 50,000通

以 上