JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2009年04月30日

2008年度の福祉車両販売実績について

 2008年度における福祉車両の販売台数は、全体で35,022台・前年度比95.1%となった。
 国内市場全体が伸び悩む中にあって、福祉車両は高齢者社会の進行や福祉・介護に対する社会的ニーズの高まり、生活必需品としての位置付け、メーカー各社による多様な商品展開などにより底堅い需要を示している。

<車種別販売状況>
(1)普通・小型自動車 22,184台・前年度比95.3%
2008年度は、上半期に新型車投入効果等により増加したものの、年度後半からは世界経済の悪化による急激な需要の落ち込みの影響から、2006年度以降、3年連続で前年度を下回った。
(2)軽自動車 8,176台・前年度比 97.9%
車いす移動車は堅調な需要を示しているものの、昇降シート車・回転シート車の伸び悩みから、2004年度以降、5年連続で前年度を下回った。
(3)バス 4,662台・前年度比89.8%
公共交通機関である路線バスへの代替需要が一巡したこともあり、2006年度以降、3年連続で前年度を下回った。

注)
  1. 自工会会員メーカーとして把握できる販売台数を集計したもので、ユーザーが直接架装メーカーに持ち込み改造したものは集計されていない。
    ※「運転補助装置付車」の市場は、自工会会員メーカーとして把握できていない架装メーカー扱いのものを含めると年間5千台程度と推定される。


  2. 車種区分は、自工会にて福祉車両としての装備を基準に分類したため、道路運送車両法の区分とは異なる。
    (1)「バス」:マイクロバスを含む。
    (2)「小型車」:乗用車と商用車(バンタイプ)を含む。
    ※「その他」:個別対応(オーダーメード車)、ストレッチャー移動車など。
      (注)06年度まで「その他」に区分していた下記の装備車については、07年度より各仕様・装備区分毎に集計することとした。
    <装備区分の移動>
    「後席回転シート車」→「回転シート車」へ移動
    「顧客のニーズに応じて装備する手動運転装置車」→「運転補助装置付車」へ移動

別添:2008年度福祉車両の市場動向

以 上


Adobe ReaderPDF(Portable Document Format)形式のファイルを閲覧するには、Adobe Readerのインストールが必要になる場合があります。Adobe ReaderのダウンロードはGet Adobe Readerロゴをクリックして下さい。