JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

ニュースリリース- 2008年10月29日

2008年度上半期(4〜9月)の福祉車両販売実績について

2008年度上半期(4月〜9月)における福祉車両の販売台数は、全体で17,456台、前年同期比5.9%の増加となった。

2007年7月施行の法改正(シートの追突時の強度アップ)が影響し、前年上半期が低水準であったことから、2008年上半期は前年を上回った。

<車種別販売状況>
(1)小型車   11,515台・前年同期比8.8%増
小型車においては、新型車の投入効果もあり、2008年度上半期は前年同期比8.8%増となった。
(2)軽四輪車   3,868台・前年同期比3.8%増
全体に大きく低迷した前年度上半期に比べ、2008年度上半期は車いす移動車の需要が回復し、全体で3.8%増となった。一方、一部の主力車種のモデル切り替え対応の影響もあり、昇降シート車・回転シート車は減少した。
(3)バス   2,073台・前年同期比4.9%減
バリアフリー法による公共交通機関の大型路線バスにおいて福祉車両への代替需要が一巡したこともあり、引き続き前年度上半期を下回る結果となった。

注)
  1. 自工会会員メーカーとして把握できる販売台数を集計したもので、ユーザーが直接架装メーカーに持ち込み改造したものは集計されていない。
    ※「運転補助装置付車」の市場は、自工会会員メーカーとして把握できていない架装メーカー扱いのものを含めると年間5千台程度と推定される。

  2. 車種区分は、自工会にて福祉車両としての装備を基準に分類したため、道路運送車両法の区分とは異なる。
    (1)「バス」:マイクロバスを含む。
    (2)「小型車」:乗用車と商用車(バンタイプ)を含む。
    ※「その他」:個別対応(オーダーメード車)、ストレッチャー移動車など。
    (注)06年度まで「その他」に区分していた下記の装備車については、07年度より各仕様・装備区分毎に集計することとした。
    <装備区分の移動>
    「後席回転シート車」→「回転シート車」へ移動
    「顧客のニーズに応じて装備する手動運転装置車」→「運転補助装置付車」へ移動

別添:2008年度上半期福祉車両の市場動向

以 上