JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

会長コメント  2002年07月05日

『自動車に係る再資源化等に関する法律』について

日本自動車工業会
会長  宗国 旨英

この度、政府提案の『自動車に係る再資源化等に関わる法律』(案)が国会を通過した。

これは、私ども自動車工業会も参画して過去約二ヵ年に渡り、産業構造審議会並びに中央環境審議会が検討を行った「新たな自動車リサイクルシステムの考え方」に基づくものであり、将来のより高度な循環型社会構築に向け、多岐にわたる自動車リサイクル関係者の役割を明確にし、目指すべき方向性を示すものであり、まことに時宜を得たものと考えている。

本法律により、全体システムにおいて中心的役割を果たす自動車メーカーとしては、今後とも関連業界との緊密な連携を図りつつ、法律施行までに、総合的なリサイクルシステムの構築に努めると共に、法施行後には、その円滑な運用が図れるよう、実施体制の整備に最大限の努力を行う。

また、法の精神を尊重し、リサイクルに配慮したクルマづくりにも更なる努力を続けてまいる所存である。

なお、本制度の確実な実施には、ユーザーのご理解、ならびに関係事業者、政府、地方公共団体等各方面のご協力が不可欠と認識しており、今後とも一層のご支援を賜るようお願いしたい。

以 上