JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

会長コメント  2018年10月02日

第4次安倍改造内閣の発足について


一般社団法人 日本自動車工業会
会長 豊田 章男

本日、第4次安倍改造内閣が発足しましたが、これまでの安倍政権の実績を踏まえ、安定的な政治基盤と強力なリーダーシップの下、引き続き国内総生産600兆円の実現に向けて、最先端のイノベーションによる生産性革命や人づくり革命などの重要政策を着実に実行していただきたいと思います。

我々自動車業界は、コネクティッド、自動化、シェアリング、電動化、いわゆる「CASE」と呼ばれる新たな波が押し寄せ、100年に一度の大変革期を迎えております。また、各国の保護主義的な動きにより、な事業を前提とする自動車産業にとっては、先行き不透明な状況が続いております。

このように自動車産業を取り巻く環境そのものが大きく変化する中、日本の自動車産業がこれからも競争力を維持し、裾野の広い関連産業を含め、その雇用を守り続けるために、お客様にとって自動車を購入・保有しやすい環境を作り上げることが不可欠であります。

政府におかれましては、引き続き自由で公正な貿易の枠組みを推進していただくとともに、日本の自動車ユーザーが世界一高いレベルの税金を負担している事実を踏まえ、今年こそ、自動車関係諸税の抜本的な見直しの実現に向け、着実に取り組んでいただきたくお願い致します。

我々自動車業界としても、お客様の安全・安心を最優先に多くの方々に喜んでいただける魅力的な商品を提供するとともに、日本および地域経済の継続的な発展に貢献できるよう大変革の時代に立ち向かってまいります。

以 上