JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

会長コメント  2017年11月11日

11カ国によるTPPの大筋合意について


一般社団法人 日本自動車工業会
会長 西川

 11か国によるTPP交渉が大筋合意したことを歓迎します。

 本年1月の米国のTPP協定からの離脱表明以降、日本政府によるリーダーシップのもと、11カ国によるTPPの実現を目指し、厳しい交渉が続けられてきました。大筋合意に至るまでの日本政府関係者の多大なるご尽力に敬意を表します。

 グローバルに事業展開する自動車業界にとっては、知的財産権保護や投資・貿易円滑化をはじめとする幅広い分野での共通したルールづくりなど、ビジネス環境の整備が、自動車産業の競争力強化に極めて重要な役割を果たします。
 TPP協定は、アジア太平洋地域における高度なバリュー・チェーン構築を制度的に支えるものであり、これらのルールがTPP加盟11カ国で共通化されたことは大変意義深いものであると考えます。

 また本協定を契機として、日EU経済連携協定の早期発効や、RCEP(東アジア地域包括的経済協定)の締結に向けた交渉など、自由貿易が一層推進されることを望みます。

以 上