JAMA 一般社団法人日本自動車工業会 
 

会長コメント  2009年06月10日

温室効果ガス排出削減に関する我が国の中期目標について

日本自動車工業会
会長 青木 哲

大変厳しい目標ではあるが、地球温暖化防止の重要性から総理がご決断されたものであり、自動車業界としても、目標達成に貢献すべく最大限の努力をしていく。

運輸部門のCO2排出削減に向け、当業界はこの10年間で燃費を25%向上させるなど最大限の努力を行っている。
引き続き、燃費向上や次世代自動車の一層の技術開発に取り組んでいく所存であるが、政府の目標に沿った次世代自動車の普及を進めるためには、政府の強力なイニシアティブの発揮をお願いする。
また、運輸部門のCO2削減のためには、渋滞解消等の交通対策、エコドライブ等の使い方の改善、次世代自動車の燃料インフラ整備等の統合的な対策が不可欠であり、これらの点についても政府の積極的な対応をお願いする。

ポスト京都議定書の枠組みについては、すべての主要排出国が積極的な目標を掲げて参加することと、すでに世界トップのエネルギー効率を実現している日本にとって公平な国際競争条件が確保されることが重要であり、政府には今後とも粘り強い国際交渉をお願いする。

なお、今後の温暖化対策に伴う負担について、国民の理解と協力が得られるよう十分な説明を行っていただきたい。   

 

以 上